日常と非日常の記録

32歳の男です。ここでは趣味(ジャニーズ、ディズニー、プロレス)を主に書いてます。ライブ・ディズニーパーク・プロレス観戦など非日常空間でのレポや想いを綴っています。

時間旅行②

マサヒロが目を覚ました場所は同じ遊園地。大道芸人が盛り上げ、子供から大人で溢れる遊園地の姿がそこにあった。戸惑うマサヒロを客だと思うスタッフたちは声をかけるが、マサヒロは「俺は客じゃない!」と言い寄る。対応に困る中、経営者の弟に制止される。男の名は山ノ内ショウヘイ(辰巳雄大)。「俺は経営者だ」と言い張るマサヒロと経営者は兄だというショウヘイ。2人の意見は食い違いのまま、そこに経営者の男が現れる。その男はマツジの名乗る。妻の名はユキ。マサヒロはマツジとユキの名前に覚えがあった。

 

マツジは話を聞くがやはり噛み合わないが、マサヒロの顔を見るなり、「マー君か?」と尋ねると「マサヒコか?」と続ける。マサヒロは「惜しい!マサヒコじゃなくてマサヒロ!一文字違う」。


マツジのいうマサヒコとは戦争へ行き死亡通知が届いた山ノ内マサヒコのこと。そう、マサヒロの夢に出て来て身体を借りたあの男である。マツジは彼はマサヒコだと皆に伝える。死亡通知が届いた故、誰も信じようとしないが、逃げ隠れて来たのだが、見つかると困るのでマサヒロと名前を変えているのだろうと解釈するマツジ。その時頭を打ち脳をやられてしまったのだと…それに皆が納得する。その時、警報が鳴り響いた。皆が逃げ惑う中、マサヒロは意味もわからずその場に立ち尽くす。ハル(惣田紗莉渚)に「あなたも早く逃げないと」と急かされるが、 マサヒロは「何だこれは?」と聞く。ハル「空襲に決まってるでしょ!あれが見えないの!?」ハルが指差す方から戦闘機がこちらに向かってくる。状況を把握したマサヒロはハルに尋ねる。

 

マサヒロ「いま何年だ!?」
ハル「昭和19年に決まってるでしょ」

 

昭和19年…そう。マサヒロは戦争真っ只中の時代にタイムトリップしてしまった。そこでマサヒロは思い出す。マツジとユキとはマサヒロの祖父と祖母の名前だということを。
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空襲がおさまり、再び遊園地に集まる。マツジからここで働かないか?と提案され、マサヒロはマサヒコとしてこの時代で生きることを決意する。
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(中略)
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山ノ内家には召集令状(赤札)が届かないことを疑問に思うショウヘイはマツジに問うが、はぐらかされる。しかし、マツジにも令状が届いていた。マサヒロは祖父が南の島で戦死したことを思い出し必死で引き止める。

 

「じいちゃん…行っちゃだめだ…」

 

マツジは聞かない。妻のユキも「大丈夫よ。あの人私に嘘ついたことなんて一度もないんだから。必ず帰ってくるわよ。この子の為にも」そういうと大きいお腹をさする。ユキは妊娠していた。

 

マツジ「産まれてくる子供の為にも俺は生きて帰ってくる!」

 

マサヒロ「ダメだって…じいちゃん…死んじゃうんだって…!!」涙の訴えがマツジに届くことはなく、マツジはみんなに見送られながら出征した。

 

マサヒロ「もしこの時代に来たことが神様のいたずらだとしたら、ひとつくらい歴史を変えてやりたかった…!」

 

******(一幕終了)******